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2011年 12月 10日
水泳生活のロギングに昨年からDAYTUMを使用しているのだが、iPhoneアプリを使うとこのサービスに致命的な欠陥があることが分かった。
DAYTUM http://daytum.com/ iPhoneアプリ自体は下の図にあるように、非常にキレイで入力しやすいのだが、問題はサーバーとデータを同期をしないことが多々あるのだ。 前のエントリで今年は既に300km/year以上を泳いだと書いたが、最後の一ヶ月でどれだけ泳げるのかと意識的にトラックしていると、記録できないことがあることがわかった。どうもiPhoneのアプリを利用したときに3回に1回ほどおかしくなるらしい。現象をもう少し調べてみるとアプリのデータとしてはサーバーにアップロードされているのだが、それがときどき(頻繁かもしれない)記録として使うことができなくなり、迷子のデータとなるのだ。つまり、webで記録したときと、iPhone/iPadアプリ経由から記録したときでは同じカテゴリの記録を入力したつもりなのに、アプリからのデータは使えなくなることがあるみたいなのだ。自分の努力の結果が反映されないという、なんともヒドイ事態である。 実はこの手のクレームはこのiPhoneアプリがリリースされたときからあるのだが、僕のほうではそういう現象が起きていなかったようなので気にしていなかった。 http://daytum.wordpress.com/2010/12/31/iphone-app/ しかし、詳しく調べてみるとどうも4月か5月くらいから頻繁におきているようだ。したがって、iPhone/iPadで記録したデータは使えないことがあり、実は今年はもっと泳いでいたのである。なんともまあ、ガッカリ。 で、この問題はアプリのバグやアプリの問題に限定しているかどうかというと、もっと根本の問題のような気がする。アプリから上げたデータはサーバーに上がっているようにダッシュボードから見える。そしてそのデータをCSVでダウンロードしても同じにしか見えない。しかし、同じ文字列のカテゴリなのに同じカテゴリと認識されないことが「ときどき」あり、そのカテゴリにおける和ををとると、アプリからのデータが「ときどき」ネグられる。これはあまりに不可解である。おそらくデータ設計上かシステム設計上の問題があるのだろう。これは記録サービスの信頼性として致命的だと思うな。 それで、なんでこんなヒドイ不義理な事態を放置しているのかということをgooglingしてみると、なるほど納得したよ。 Moving West http://daytum.wordpress.com/2011/04/27/moving-west/ このDAYTUMの開発者の二人は4月にFacebookに雇われたそうで、そのあとこのDAYTUMの開発作業をほとんど放棄してしまったみたいだ。GitHubへのコミットも9ヶ月前を最後に今までないようだ。ブログのコメントをみると、有料会員から金返せとか言われているし、それらのクレームに全くコメントを返していないし。まあ、二人の創業者のうちの一人はまだ自分のサービスを利用してはいるようだが(http://daytum.com/ryan)、"Personal Anual Report" (http://feltron.com/)で有名な方の一人は完全に利用をやめている。 なるほどな。DAYTUMはサービスとして終了だね。僕も今年末でこの記録サイトの利用をやめよう。開発者に開発の意志がないようなサービスを使っていても仕方がない。とてもコンセプトは良いサービスだったので、非常に残念ではあるが。 閑話休題 実際に自分で1年3ヶ月ほど試してみて、こういったDAYTUMのような記録サイトは継続的な練習やタスクをこなすために有用なことがわかった。DAYTUMがこれ以上使えないとわかったので、他で探すか、自分で作るかしないといけないな。どうするかな…。 #
by yutakashino
| 2011-12-10 11:54
| Misc
2011年 11月 27日
このエントリはいろいろ逡巡して書いていたのだけれど、まだ生々しくてうまく書けない。でも、もうこのまま公開しようと思う。 原発危機の経済学: 齊藤 誠 http://amzn.to/uGCKrL 何はなくても僕はこの本を2011年に読んだナンバーワンの書籍とせざるを得ない。それは日本の一級の知性が未曾有の災害に対して真摯に考え続けた中間報告が本書であるという理由もあるのだが、なにより著者の齊藤誠さんがこの本を書く過程で、僕も微力ながら数字まわりのちょっとしたファクトチェックに関わらせていただくことになり、震災直後からのメイルの議論を通じてこの本の成立過程を目の当たりにしてきたという事情を無視できない。あまりに微力なのでここに書くのもおこがましいが、それでも齊藤誠さんはまえがきに僕の名前を謝辞として入れてくださった。 何よりこの本はとても誠実な本である。福島第一原発の危機を考える際に 、第一の根拠を求めるとなると、沸騰型原子炉の工学的構造とその福島第一原発における実装に言及せざるを得ない。そこを省いて「原発危機の経済学」を大上段に開陳したとしても砂上の楼閣になる。ただ、原子力工学の専門家でない経済学者がそれをやるというのはとても勇気がいると思う。しかし、齊藤さんはそれを敢えてやるのだ。この本は280ページなのだが、180ページを福島第一原発の原子炉の仕組みとその周りを取り巻く状況の解説に費やしているのだ。そしてその解説が沸騰水型軽水炉のクラッシュコースでもあり、非常にわかりやすい。齊藤さんらの教科書である有斐閣「マクロ経済学」で実証データの取り扱いの解説を先頭に持ってきたことと同じである。現実の「手触り感」を知るには対象のイメージなしには進められないのだ。そのイメージを掴みつつ、原子炉の取り扱いの難しさを探っていくために参考にするのは、柴田俊一「新・原子炉お節介学入門」と高木仁三郎「プルトニウムの恐怖」という二人の原子力技術者の経験的著作である。齊藤さんは、柴田、高木と三人で対話をし、呻吟しながら、なぜ福島第一の沸騰水型軽水炉で事故が起きたのか、今後事故を起こさないようにするにはどうするのか、仮に起きたときはどうすればいいのかを考えていくのだ。一流の社会学者が物を考える過程を追体験することができる。読者は著者と一緒にこの過程を体験していただきたいと思う。 この本のクライマックスは、原子力発電を事業再生プロジェクトとし、その事業再生スキームを提示する経済学のパートである。ここではスッキリ解決するような魔法の解決法は一切書いていない。東電のバランスシートにあたり、原発の発電コストの算出方法を原料の相場を勘案しつつ模索し、非現実的なプルサーマル計画を縮小する道を探り、そして使用済み核燃料の処理についてある提言をする(これについては実際に本書に当たって欲しい)。原子力発電事業から撤退するにしても数十年以上、もしかすると100年以上の時間がかかり、使用済み核燃料処理の問題が解決できないのだ。撤退をするとしてもそのためには、有能な人材、革新的なアイディアが必要なのだ。だからこそ、原子力発電を事業再生プロジェクトとして位置づけ、存続できる軽水炉発電は存続させ、できる限りお金を稼ぎ時間を稼ぎながら賢く撤退をする方法を著者は模索しているのだ。 最後のパートは、齊藤さんがここ数年本業において実証研究を行なってきたテーマでもある、市民のリスク受容の問題についてである。ある主張が「科学的に正しい」としても市民社会がその主張をリスク込みの合意として受け取らない限り、今回のような混乱が起きるのだ。そして考えるべきは、リスクの含んだ事業を市民社会に合意してもらうための手続きの問題で、それを「事前の安全評価と事後の安全評価」という時間整合性の問題として議論している。 そもそもなぜ社会学者である著者がこのような原発危機の本を書き、呻吟しながら原発について考えるのか?それは以下のように答えている。その言葉を引用して、この本の読書感想を終えようと思う。 …このように長い文章を書いてしまったのは、費用面でも、リスク面でも、取り扱いに高度の慎重さを要する原発という発電手段を大規模に展開し、それによって発電された電力に依存するようになった社会には、相当の責任があるという思いが私にあったからである。原発に反対する試み(反原発)も、原発を脱する試み(脱原発)も、「すでに原発を始めてしまった」というところでは責任をまっとうしていないと思う。 --- 追記 実は齊藤誠さんの草稿を読んだ時に以下の部分に強く共感したのだ。 独白:今回の執筆のための資料収集の過程で、多度津工学試験所が2005年9月に閉鎖され、310億円をかけて建造した世界最大級の大型高性能振動台は、2億7700万円で落札した今治造船がスクラップしたことを知った。もちろん、造船会社にとって使い道がなければ廃棄するのは当然の意思決定である。 それで、以下のような要望をお願い申し上げたのだが、そのときはすでに最終稿までできていたので残念ながら間に合わなかった。 いやまさに、これはどんなに強調しすぎても強調しすぎることはありません。むしろこの部分を節に格上げして、もっと強く訴えて欲しく思います。 その後も齊藤さんは、多度津工学試験所の件を追記すればよかったと述べられているように、現物のスケールモデルを使った実証の重要さはどんなに強調しても強調しすぎることはないと思うのだ。 #
by yutakashino
| 2011-11-27 20:05
| Book
2011年 11月 26日
2011年、年初からの泳いだ距離が先日300kmを超えた。
昨年からDAYTUMというwebサービスを利用して、自分が泳いだ距離を記録しているので、そのデータをダウンロードしてRを用いてレビューをしてみることにした。 DAYTUM http://daytum.com/ すると以下のようになる。 > swim <- read.csv("yutakashino.csv", header = TRUE, , stringsAsFactors=FALSE, sep=",") 今年は昨日までに305,780mを泳ぎ、平均が2,912m, メディアン値が3,100m。だいたいトレーニング的には3,100m前後をよく泳ぐことがわかる。これは自分の直感とも合致している。 ここで、もう少し視覚的にわかりやすくするために、Tavis Rudd氏のcalendarHeat.Rを利用して、いままで記録してある距離のカレンダーヒートマップを書くと次の通り。 calendarHeat.R https://github.com/tavisrudd/r_users_group_1/blob/master/calendarHeat.R > #install.packages("chron") 今年は震災があった3月にあまり泳いでないような気がしていたのだが、これをみると震災後も一週間に一回は泳ぎにいっていたんだね。むしろ2月は長期で風邪を引いたので二週間水泳に行っていないことがわかる。人間の記憶はかなりいい加減だ。 季節の変わり目で体調が悪い時は泳ぐのを控えたり、仕事の繁忙期や出張のときはやはりなかなか泳ぎにいけないので、あまり泳いでないことがわかる。また水泳のシーズンである夏はやはり頻繁に泳ぎに行くし、距離も泳いでいることがわかる。このあたりは、直感的な解釈と整合的だ。 実は、泳いだ距離と共に泳いだ時間も記録しているのだけれど、これは日によって測った距離が違い、DAYTUMの制限から、距離ごとに別因子に記録してしまったので、データの整形がすこし面倒くさい。これは泳ぎ納めの終わった年末に作業をやろうかと思っている。 このように記録をつけていると、定期的にこなすタスクにコミットするモチベーションがあがるね。 #
by yutakashino
| 2011-11-26 11:18
| Log
2011年 10月 30日
今年は年初から今日まで、281,435m、281kmを泳いだ。
3月の震災時は一ヶ月ほどどこのプールも休みだったので、泳ぎにいけなかったし、記録忘れが結構あるだろう。それを勘案すると最低一ヶ月35km-40kmくらいは泳いでいることになるね。この調子でいけば、今年は300kmを軽く超えそう。 これは自分を褒めてあげたいな。 #
by yutakashino
| 2011-10-30 23:12
| Log
2011年 10月 06日
Think Different ホント、死ぬと分かっていたし、そういうもんだと思っていたけれど、そのたぐいまれな個性が生み出した製品を毎日十数時間以上使用することで自分の20年が成り立っていたんだということに気づいて、衝撃を受けている。 21年前に買ったSE30から、Appleの製品を研究で業務でそしてプライベートライフで常に利用してきた。なにより、SE30を利用して、MPWの上でプログラミングをしていた時、海賊版のMathematicaでアインシュタイン方程式を解いていた時、世界の真髄をつかめる気がした。あの高揚感、あの全能感はその後の経験でも数回くらいしかない。簡潔すぎるInside Macintoshを苦しみながら読んだし、RedEditがよく落ちるのを罵ったりして付き合ってきた。すぐにメモリ不足になる数式処理に、RAM Doublerなるインチキ商品で解決するかのように自分に言い聞かせたりした。SE30, IIfx, Quadra860, Quadra8600, PowerBook140, PowerBook Duo 180c, PowerBook2400, 複数世代のiMac, iBook, MacBook, MacBook Air…、個人的にも Appleから購入したマシンは15台じゃ収まらないだろう。Sad Macに泣き、初期不良に落ち込み、Apple Japanの対応に激怒した。 人間関係が苦しくて自分の能力に不満があって研究職を辞めようと思っても、Macintoshでプログラミングができたから、それなりの努力で職業プログラマになれた。所属していた会社がダメになっても、Macintoshがあったからいざとなればフリーで食っていけると思ったし、SOHOのプログラマとして子供の成長を間近に見ながら生活ができたし、今は起業をしてしまった。 このように僕は類まれな個性が産み出してきた製品を使い続けてきた。その人物が自分が創業した会社追い出された後も、とんでもなく没落して引き取り手が無いゾンビ会社にその人物が復帰した後も、その製品を使い続けてきた。ただ、その途中2年ほどは、Next Stepは使ったが、Macをメインでは使わなかった。こんなわけだからもう好きだか嫌いだか全くわからない。今も動画や音の再生編集を除けば、別に積極的に使いたいから使っているわけでなく、サーバーマシンへのターミナル利用と日本語端末的にしか使っていないかもしれない。それでもまだ使い続けている。そしていつまで使い続けるかわわからないが、この腐れ縁はしばらくは無くなりそうになさそうだ。 Steve、あまりにも長い間付き合ってきたので、もう好きか嫌いかわからなくなってしまったけれど、僕の成人してからの人生はあなたの製品と共にあったんだ。あなたの生み出した製品は、普段はハングアップばかりして、何度激怒し何度絶望したか数えきれないけれど、それでも何らかのマジックがあって、自分の重要な人生の岐路ではちょっとしたしかし確実に重要な勇気を持たせてくれるんだ。ありがとう。"The people who are crazy enough to think they can change the world."でいてくれて。ありがとう。狂った製品を生み出してくれて。僕は十分に影響を受けた。そしてその影響は計り知れない。ありがとう。 #
by yutakashino
| 2011-10-06 22:10
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