My online activities
検索
以前の記事
2013年 02月 2013年 01月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2001年 01月 カテゴリ
全体 Math Science Book Log Misc Business Music IT Food Topic Movie Art Stat Politics Muttering Off Topic 未分類 ブログパーツ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2012年 03月 03日
3月になった。この2月は最初から最後まで大変だった。なにより精神的にも日常生活でもかなり参った。大変だったことは月が変わってようやく経過できそうだ。いろいろあったことはまだ書きたくないし、書けないからしばらくどこにも書かないが。
新しくきたベビーは超順調である。それなりに年を経てから授かったニューボーンベビーは本当にカワイイ。この精神的に参った状態を彼女にどれだけ癒してもらったか。ただ、その分夜泣きとヨメの戦力離脱による日常生活の混乱の収拾をする必要があったが。まあ、それも含めて深刻に考える時間がなかったことが良いことに繋がったかもしれない。 仕事の短期的なキャッシュインもそれなりに順調だ。ただ、その分納期が次々とくる。これは大変なのは事実だが、うれしい悲鳴としよう。新しいことも始めるので、それにアダプトしていくこともやろうと思う。 長男は無事付属校の進学をした。一方、中学受験をした長女について、家族である決断をした。前にも書いたが、あるボンボン系の(金のかかる)中堅付属中学に合格したのだが、やはりそこへ行くのをやめて、地元の中学にいくことにしたのだ。親戚やいろいろな人から、折角合格したのになぜとか、志望校だったのになんで行かないのとか、大学も「エレベーター」で勝手に上がれるのにとか、伝統あるいい学校だからいかないのはもったいないとか、それなら中学受験をした事自体意味なくない?とか言われてしまっている。まあ、そのとおりだ。しかし、どう考えても自分の娘をそこに通わせるイメージが持てないし、そこに行っても年々急速にグローバル化されていく人材競争に対して競争的な能力がつくとは思えない。良家の子女や芸能人の子女とは友達になれるだろうが。これからは、学力の上位にいるか全く異なる技能に秀でるかでないとダメだと思う。吹けば飛ぶようなチンケなプライドを持つ伝統ある中堅というのが一番マズイと思っている。 小学校5年から2年間進学塾に通わせたのでそれなりの費用がかかっているのだが、それはサンクコストとすることにし、それよりも最終的に学力が上位進学校ではなく中の上くらまでしか達することができなかった娘の準備不足と、親のチャレンジする対象の選択ミスを今後の糧にすると考えることにした。結局、その学校に通うことで将来にわたってかかる費用に対して、その学校が過去に出してきた人材から予想される効果を考えると、どうにもワリが合わないのだ。娘もあまり気にせず、それまで全然勉強したことがなかったから受験勉強は結構面白かったよ、最後は詰め込みでチョットビミョウだったけれど、なんてケロッとしている。さすが僕の娘というカンジかな。ただ、僕は娘に借りができたのも事実だ。だから、そこに通うはずだった授業料をこれから毎年別途プールしようと考えている。 3月もいろいろあるだろうが、タンタンとこなしていきたい。 #
by yutakashino
| 2012-03-03 14:19
| Log
2012年 02月 25日
久しぶりに買った本は以下の偉大なBradley Efronの本である。
Large-Scale Inference: Empirical Bayes Methods for Estimation, Testing, and Prediction http://www.amazon.com/dp/B004K3C37G 経験ベイズに基づいた巨大データの推定問題を扱っていて、これは以前からきちんと勉強しなければと思って放置していたものだった。以下の講義録をモノグラフにしたものらしい。 Stats 329 Large-Scale Simultaneous Inference Winter 2009/2010 http://www-stat.stanford.edu/~omkar/329/ 昨日から時間があるときにパラパラ読み始めているが、具体例が豊富でRのスクリプトやデータもEfronのサイトにおいてあってハンズオンで確かめることができる。 http://www-stat.stanford.edu/~omkar/monograph/data.html これはおもしろすぎる。ただ、独学で付け焼刃的にベイジアンを勉強した身には、この本を読み進めるのは結構骨だ。上のStats 329の動画があればいいのに…。 あと、Tumblrの方には紹介したのだが、最近Efronがやった講演についての講演前インタビューがあって、"too much too little data problem”という言葉でとても面白いことを話している。 「今の時代は一見大量のデータに溺れているかに見えるけれど、ある特定のことに答えようと思って詳しくみると実はまだまだデータが足りないことがある。…(データに溺れることと、データが足りないことの)両方が起きてるんだ。」 なるほど! #
by yutakashino
| 2012-02-25 12:48
2012年 02月 24日
普段は高値安定のテンション持ちなのだが、最近はとにかく気分が沈みがちで仕方がない。ベビーが産まれたばかりだし、キャッシュ的には比較的好調だから、真逆の気分になるベキなんだけれどなあ。鬱ってこういうのを言うのかもしれない。
それでも昨晩は元同僚だった小賀さんに、お忙しい身にも関わらず、わざわざ会食の機会を作ってもらい、色々な相談をした。情けない状況を聞いてもらい、色々な情報を教えてもらい、前向きな意見を言ってもらい、少し肚が固まったかもしれない。こういう友人は本当に貴重だと身に沁みたし、僕も気分が塞いでる友人にはこういうように接してあげなければと思った。 ところで、今やっている作業では、mongoDBの計算リソースを比較的酷使するのだが、このDBは単体サーバー使用ではすぐに根をあげガチで、mysqlのような根性が感じられない。ただ、クラウドなどでシャードによって負荷を逃がしてやるとかなり良い感じになる。一人では気弱だけれど、集団では強気な、みたいな。 色々あるよなあ…。 #
by yutakashino
| 2012-02-24 01:37
| Log
2012年 02月 21日
今日午前中はいくつかのお話をしに一橋大の齊藤さんのところに行った。齊藤さんと話してディスカッションしていると、本当に面白くていつも時間を忘れてしまう。こちらからご提示したことが文字通り口を開いて驚いてくれているようだったので、訪ねたかいがあった。こういう真摯で立派な方が自分のペースで社会に語りかけることで、原発問題や震災復興や貿易収支の赤字や財政危機などの社会的問題に対する今の歪んだ認知が解消されて欲しいと思う。
あまり勿体ぶった話もなんなので、1つだけ話してもよさそうな僕が面白いと思った話題をいうと、それは日本人の英語の問題である。英語をちょっとできる日本人がすぐに陥りがちな罠は、重要な局面でさえも英会話の練習か周囲へのヒケラカシという愚行を犯す例が多すぎるという話題をしたことだ。僕は3つ前の会社と2つ前の会社でそれを経験した。例えばある例では外資出身の英会話上手というはずの経営パートナー(日本人)が英語圏のパートナー企業と結んだ契約書が問題になったのだが、彼が契約の際に関係代名詞のカンマがつくのとつかないの(つまり非制限用法と制限用法だ)を区別できなかったために、最後は会社を畳まざるをえなかった経験がある。齊藤さんもある組織におけるアメリカとの契約で同じような英会話好き日本人がしでかした後始末に苦労したそうだ。 この手の話は僕などが経験したよりもずっとよくあることらしく、例えば英語が得意で有名な大勲位中曽根元首相の英語は、実は稠密な国際トップ交渉ができるようなレベルではまったくないのだが、ただ英会話がしたいだけなのに、さも分かったフリをしていろいろなことをトップ会談における口頭でオーケーオーケーとしたので、外務省が後始末で大変だったとか。そういえば、鳥飼玖美子さんの良書である「歴史をかえた誤訳」には、通訳などの英語の専門家が誤訳して問題が起きた事例が載せられているけれど、実際のところ専門家よりも素人の「自称英語の達人」や「半分ネイティブ」が引き起こす災害のほうが数が多そうだと思った。 これは齊藤さんから聞いて、自分のところに戻ってきて調べたことなのだが、日露戦争の講和会議であるポーツマス会議では、当時ロシアの公用語だったフランス語が使われたそうなのだが、日本の全権委任大使である小村寿太郎は、流暢なフランス語が話せるにもかかわらず、向こうの土俵にあがらないように、会議では通訳を介した日本語で通したそうだ。 http://www.miyazaki-cci.or.jp/nichinan/ijin.htm 昔の人は立派だったとかで話がすまされない気がするな。現在、絶好調の某社とか某社などは社内公用語を英語にするとか、秋入学とかグローバル化で大学の講義を英語導入とか話題だが、例の記者会見レベルの英語なのに取締役会で重要な意思決定をしたり、学位留学のために5-6年しか英語圏で過ごしていないレベルなのに英語が不得意な国の学生相手に講義してもいいのだろうかとか、いろいろ考えさせられるね。もちろん、近い将来に容易に予想される大混乱が起こっても、今の若い世代を捨石にしてでも、あえて制度化し、今の世代から更に10年くらい下の世代が陽の目をみるという臥薪嘗胆の捨て身の選択なら、もちろんわかるのだけれどね。 ---追記 @clicklogさんにタイポを指摘いただきました。ありがとうございました。 #
by yutakashino
| 2012-02-21 23:41
| Log
2012年 02月 20日
プライベートで余裕がなく、仕事でも心の余裕がなくなってきて、フト気づけばリアルな書店に1ヶ月も足を運んでいない。書籍の購入も3週間前が最後だ。こんなに新刊から離れることは5歳からなかったことで、今は大変な時期なんだなと客観的に認識した次第だ。このブログに雑感を書くのが、心の慰めになっていたりして。なにはともあれ今は節目となっているのだから耐えどころだと思う。
僕は毎日コーディングをしているのに、現在の14歳も年下の仕事のパートナーに比べるとあまりできるプログラマではないという認識を常日頃から持っている。昔自分の研究で、コアとなる問題を解決したら、あとはやっつけにしかプログラミングをしなかった癖が今でも抜けない気がする。スゴいプログラマというのは簡潔でエレガントなプログラムを書くことができるだけではダメで、やはり時間あたりというか一日あたりにある量以上のコードを生み出し続けることができなければ全然スゴくないのだ。ある程度統一性をもった構築物というかタペストリーを織りあげるには、コアになるとろこだけではだめで、その周辺を埋め尽くすかなりの量のコードが必要なのだ。実際に社会に役に立ち動作するシステムはそれなりの量のコードからできていて、それを自分一人でも書くことができる体力を持っていないとスゴいプログラマになれないのだ。その意味で僕は今のパートナーの足元の小指の爪くらいにしか追いついていないと思う。 それでも毎日プログラムを書いていると、自分がとんでもなく出来る感の高揚感に包まれることがある。実はさっきがそれだった。でもしばらく経つとそれはただの世間知らずであることがわかるのが常なんだけれど。 ただ、僕の強みはスゴいプログラマであることにあるのではなくて、今まで勉強してきた数理科学や統計解析の経験や知識を商業的なプログラムとして組み合わせることができるということにあるんだと思う。世の中のスゴいプログラマは大量のエレガントなコードを産出できる一方で、僕はそこまでのコードは産出できない。でも、PythonもCもRもnode.jsもmysqlもredisもmongoDBもsolrも0mqもHadoopもエンタープライズレベルで使うことができるし、専門的職業者としてプログラミングができるという土台の上に、多変量解析も時系列解析もMCMCもリーマン予想の非自明な零点分布の数値計算もルベーグ積分も非線形多元連立方程式の数値解法もファインマン・ダイアグラムによる場の量子論的摂動計算も一般相対論的なテンソル計算もできることが売りだと思う。まあリーマン予想の非自明な零点分布やファインマン・ダイアグラムやテンソル計算が、実際のビジネスとして何の役にたつのか全くわからないが。 そして、時代はビッグデータ到来で、デカイデータの整形と解析、そして意味づけが必須となっている。ようやく自分が活躍できる時代が来たのじゃないかと思っているんだけれどなあ…。 #
by yutakashino
| 2012-02-20 11:52
| Log
|
ファン申請 |
||