Google container data center tour
http://www.youtube.com/watch?v=zRwPSFpLX8I
「データーセンター」といったときにラックだとか1Uサーバーだとかをイメージしているようでは、もう既にその人は時代に取り残されているのかもしれない。
Googleの最新データセンターは、マシン本体があたかもプロセッサのように扱われているし、巨大なマシンコンテナがあたかも今までのラックのようだ。電力は自前の超高効率な変電所から分配されてくるものだし、冷却もセンター全体を冷やすよりも、冷媒をコンテナ内に引き込んだほうが効率が良いことから、コンテナとデータセンター全体をパイプでつないで冷媒を循環させる。結果として見かけは化学プラント工場のようになる。
一見するとマシンコンテナ自体はモジュール構造だ。しかし、エネルギー効率を高めるためにデータセンター全体としては擦り合わせで構成されている。この設計には圧倒されるが、その一方でこれにはなんだか既視感がある。そう、これは日本の得意分野じゃないか。こういったハイブリッドな擦り合わせから、日本のものつくり神話って出ているのじゃなかったか?
僕らに必要なのは、ものつくりのノウハウや経験を利用して実装することじゃなくて、一見途方もないバカにみえるこういうぶっ飛んだアイディアなんだ。今は実装なんて後からどうにでもなると割り切る方が、ものつくり神経症の国にはちょうど良いと思う。