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2008年 07月 23日
![]() UKのChannel 4が昨年5月に放映した話題の以下の番組をDVDで観てみた. The Great Global Warming Swindle やっぱりというか,自分が見聞してきたこと(僕は,地球温暖化説の父であるJim HansenのNASAにおける直属の部下だった先生の弟子になる)と,全く矛盾なかったので,そうなんだろうな感があった.人為由来CO2の温室効果ガスとしてのメカニズムが過大評価されているとか,温度上昇が先行しCO2濃度がそれに追随するから温度が上がってCO2濃度が上がったのが正しくCO2濃度が上がって温度が上がったのは正しくないとか,1940年から1970年の温度下降と人為由来のCO2濃度の逆相関だとか,地表による観測と反対の観測結果を氷床コアも気球による観測も衛星による観測も与えていて温暖化の事実は観測されず,特に上空10kmの温室効果がいちばん効くところの温度上昇がめちゃくちゃ小さいだとか,古気候学からみても最近の温度上昇程度なんて誤差のうちだとか,太陽や宇宙線の影響を大気の大循環シミュレーションモデルは取り込んでいないとか,そういった今では出尽くしている論点を,この番組でも取り上げている. 番組で特に強調していたのは,大気の大循環モデルシミュレーションにおける雲の影響が過小に評価されているという点だ.雲は太陽光の反射率(アルベドという)を高くするので,雲の量こそがもっともシミュレーションに影響を与えるパラメータであるのだ.しかし,雲の生成メカニズムには確立されたものがないために,シミュレーションでは雲の量を外部パラメータとするしかない.僕個人としてはそのHansenチームの大循環モデルのコードを見たのはもう15年以上前なので,今もそうなっているかどうかは定かではないが,ちょっと調べると,今も決定的な雲の生成モデルがない,もしくはあったとしてもあまりに複雑過ぎて計算機への実装ができないので,相変わらず外部パラメータになっているのではないか.たしかに,この雲の取り扱いこそがIPCCの報告書の基礎となったシミュレーションで一番の弱点であるのは間違いない.ただ,番組においては,宇宙線が雲をつくるという研究成果について,それがあたかも確立しているかのような印象を与える描写になっているのはマズイと思った. 更に,番組全体としては,プロパガンダ色が強すぎてアンチであるべき「不都合な真実」と同じ轍を踏んでいること,そして登場人物であった海洋学者のCarl Wunschからデッチあげられたと批判を加えられるほど,一方的にアンチ地球温暖化のほうにブレすぎていて,冷静なレポートにはなっていないのが残念だ.まあ,Wunschの番組への非難については,僕自身の印象では,Wunschが過剰に非難するほどには番組はデッチあげていないように見える.むしろ,Wunschの変に学者らしくない抗議の仕方に,アンチ地球温暖化学者と見られることに対する過剰な反応というか,自身の政治的な位置取りにコンシャスな何かを感じてしまう. テレビ番組だから,いろいろ誇張したり,演出したりとマズイところが多々あるのは事実であるが,今まで報道がきちんとされていない事をこの番組で知ることができたのも事実である.なにより問題なのは,IPCCを含めて地球温暖化関連ビジネスはあまりに巨大なビッグビジネスであり,マルクス主義的左翼思想に変わる宗教にもなっているから,どんなに科学的に疑問があろうとも,それを今更無くすわけにいかないのだと,多くの政治家・官僚・市民団体が考えているということだ.地球温暖化関連団体に,ベルリンの壁崩壊により大量の行き場の無くなった左翼グループや会社勤めのできないプロ市民などが合流し,ロビイスト,政治家,官僚,ファンドマネージャー,ジャーナリスト,評論家,各種の学者・研究者等,グローバルでみると数百万人の雇用先となっている.だから,今となっては雇用の安定のためにも産業として無くすことが絶対にできないのだ.もしもなくすとしても,数十年単位での,言ってみればああそういえば昔は学生紛争も盛んだったね,くらいのスパンで風化させるしかないのだ. 番組において,IPCCの科学者であるPaul ReiterもRichard Lindzenも言っているけれど,IPCCは官僚と政治家とロビイストばかりに支配された組織で,そこでは科学者としての中立的意見はすべて黙殺され,宗教的,組織的情熱だけであのIPCC報告書は作られているそうである.番組でも真っ当な科学者からIPCCの報告書は,"Pure propaganda", "Political ideology", "Yet another political act", "Distortion to whole area of science", "They just have been creating panic because then the money flowed into climate science" 等々,とんでもない強い調子で非難されまくっている. [長くなってきたので,続きは次回に]
by yutakashino
| 2008-07-23 07:57
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