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2008年 05月 07日
若い人に対して本の対する探索方法についてのブルシットを述べてみたい。世の中には、旧来からの新聞書評に加えてブログ書評も隆盛で、コストなしに書評を手に入れることができる昨今である。しかし、なかなかいい本には巡り会わないという意見が多いのだ
それというのも、新聞書評に参加する人々は、自分たちも別の本の著者であるために、他人の本にケチをつけるというインセンティブが起きにくい。だから、往々にして内輪で褒め合う著者コミュニティの醸成になりがちだ。罵倒している新聞書評なんて見たことがないのはそのためだ。その意味で構造的なバイアスがかかりまくりなのだ。 またブログ書評についていえば、全くスゴく無い本をスゴ本と呼んで煽ったり、アルファブロガーが献本されまくって出版社のチョウチン書評家になったりと、日本のブログ界隈における書評はバイアスがかかりまくりだからしょうがない。まあ、ブログというメディアはそういったバイアスこそが正しい姿だと個人的には思うのは言うまでもない。 じゃあ、良い本を見つける手段がないかというと、そんなことはないと思う。ここでは、楽しむための本ではなく、読むことを投資とみなして良質なナレッジを身につけるために必要な、投資回収率の良い本を見つけるための個人的なヒューリティクスを若い人向けに提示しようと思う。 ・とにかくMe Factorで選べ。自分の時間と集中力という稀少な リソースを投下してまでその読書を必要としているかどうか、という 判断基準が一番だ。 ・自分がロールモデルとしている人間がいるとしたら、その人のスス メル本を読め。これはまず外れることが少ない効率よい本の探索 方法だ。 ・世界的に見ると英語で書かれた本が圧倒的に投資効率がよい。 このことから、英語の本をフツウに読めないと、ますます知的格差 圧力が強まる昨今において、知的下層階級に叩き落とされること間 違いない。 ・文科系の書籍に限定だが、米国・または英国の第一線で活躍する 経済学者、社会学者、法学者のブログで絶賛された書籍はほぼ面 白い。それを読め。 ・米国・英国の大学や大学院で圧倒的に採用実績のある教科書はほ ぼ面白い。それを読め。 ・複数の良書が参考文献に挙げ、文脈中で褒めている本はほぼ名著 である。それを読め。 ・The Economist誌の書評欄で褒める本はまず面白い。それを読め。 ・The New Yorker誌のスタッフライターが時間を掛けて書いた単著 はガチで面白い。それを読め。 ・名著の参考文献に載せてある書籍はまず面白い。それを読め。 ・入門本や紹介本を100冊読むより、一冊の基本書を読め。例:マクロ 経済政策の新書を読み散らすより、マンキューのマクロ経済学を読む こと。 ・マイナーな学問分野で世界的に活躍している学者が書く本は、まず 面白い。著者と一緒にフロンティアを体験できるからだ。 ・基本的帰属錯誤を恐れず、本は著者で選べ。そして、これはと思う 著者を見つけたらその著書に遡及するとともに、その著者がススメル 本を読め。 ・基本的帰属錯誤を恐れず、書評も人で選べ。そして、これはと思う 評者を見つけたらその評者がススメル本を読め。 ・Amazonの書評は98%が参考にならない。自分じゃない他人の販売 サイトにわざわざ書評なぞを書き込む人は、その評が批判であっても 賛意であっても、かなり歪んだインセンティブを持っていると考えるべき で、中立な書評など望むべくもない。 ・ベストセラーランキングをムダなバカ本一覧だと思ってみる。 ・他人の意見を集約した「このミスなんちゃら」「本屋大賞」等のランキ ングなどは、役に立たないと思ってみる。Me Factorからして、他人 の意見の集約などは、事実役に立つはずがない。 ・大学教授が新入生にススメルなんちゃらランキングは特にカスが 多いので無視する方が賢明だ。 ・自己啓発本・ビジネス本はゴミが多すぎて、そこから良書を探すの は、太平洋に落としたコンタクトレンズを探すようなものだ。 ・新書は投資回収率が極度に低い。著者も皆新書ということで手を 抜きすぎるし、編集者としても数を回して数打ちゃ当たるの方式で ベストセラーを狙っているだけに、ここから玉を探すのは不可能だ。 ・経済評論家やなんたらアナリスト、なんたら評論家の著書もやめて おいたほうがいい。あくまで評論家であって、実践家でないことが多 いからだ。 ・著者や推薦者の写真が表紙やオビにバーンとあるヤツはまず間違い なくダメな本なので、無視しておこう。これをジャケ買いならぬカバよけ (カバーによりよけるの意)という。内容で勝負できる本はわざわざ著者 や推薦者の写真をフィーチャーなどしない。特に推薦者の言葉や写真 がオビにあるのは、出版社が推薦者に対して対価を払っているはずだ。 つまり余計なマーケティングコストを払っていることの根底に、長期的 にみると淘汰されるコンテンツなので、短期で売り抜けるという意図が あることが多い。 結局、ナレッジの質というのは極度に属人的なものだ。だからできる限りその質の良いナレッジを持った人のネットワークに身を置くことが、良い本に巡り会う一番の方法である。
by yutakashino
| 2008-05-07 23:06
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