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2007年 11月 18日
コンサル屋やモッチーやWeb2.0くんたちは相変わらずGoogleマンセーなんだろうけれど、開発者としては、Googleはあくまで「雑用をこなすためのあったら便利なデイリーツール」であって、今は技術的にはAmazonのほうがかなりホットな状況だ。 そう、AWSのS3, EC2, Dynamoである(ただしDynamoはまだコンセプトモデルだが)。これは革命的だと思う。 S3はSimple Storage Serviceの略で、言ってみれば仮想記憶領域をファイル転送量とファイル使用量で課金するサービスである。ストレージの出し入れにはhttpプロトコルを用いる(確かにこれが速度的にアウチかも…)。課金ベースなので、いくらでも容量を増やすことができる(転送量が多くてストレージ使用量が多いとそれなりにお金を取られるが…)。EC2はElastic Compute Cloudの略で、要するに仮想OSのインスタンスを仮想RAM, 仮想CPU, 仮想ストレージのサイズに応じて課金しようというもの。インスタンスは簡単に増やすことができる。注意することは、EC2のOSはあくまで仮想OSなので、リブートすると仮想ストレージの中身が消えてしまうことだ。デフォルトの仮想OSはFedora Coreだが、現在はRed hat ELもオプションで利用することができる。S3とEC2の最大のメリットはAmazonのハードウェア運用環境を用いて、運用が可能であるということだ。 サービスとしてのASWの最大の魅力は、サービス同士が連携できるのだ。例えばEC2とS3をS3Syncというツールでつなぐことができる。それはつまり、ハードウェアの追加やデータセンターへの追加ハウジング契約をしないでも、柔軟にストレージのサイズを増やしたり柔軟に分散インスタンスを増やすことができるのだ。スタートアップ時は小さくはじめて、そのまま少しずつスケールさせるという、サービスのリスク分散が可能なのである。そしてやろうと思えば、超分散インスタンスに超巨大ストレージをAmazonの運用の元に実現できるのだ。だから、アレとソレを使ってコレをアーすれば、なんて妄想が出まくりなのである。 先端を行くOpen Source Softwareを用いた中小のサービサーは、自分のサービスをすでにAmazonに移行している。取引先のイスラエルの起業家に聞いたら、あまりに便利なので、もう自分でサーバーを持ってデーターセンターにハウジングを依頼したり、VPSなどのホスティングサーバーを借りるなんて考えられないそうだ。速度的にも、ZopeやPython,Rubyなどのスクリプト言語をベースにサービスを構築しているのなら、まったく問題ならないくらいだそうだ。 ハウジング費用やリアルハードウェアのお世話という苦悩の日々から逃れられるかもしれないという可能性。そして、真にスケーリング可能な仮想環境。もしもサービスに対してリアルな速度が出ているならば、こいつは本当に革命が起こると思う。そして、SunのCTO Greg PapadopoulosのブログGreg Matterにある"THE WORLD NEEDS ONLY FIVE COMPUTERS"の方向に行っちゃうのじゃないか、とさえ思うくらいだ。
by yutakashino
| 2007-11-18 17:33
| IT
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