昨日からSkypeで障害が起きている。
P2Pなはずだからネットワークは障害に強いはずだったのにと思って、
Skype Heartbeatを調べたら、障害はSkypeネットワークではなく、ログインサーバーの障害のようである。どうもSkypeクライントをずっと落さずに使っていた人はSkypeネットワークに繋がっているが、一度落してしまったら、ログインできなくなっているというのが現象のようだ。そう、Skypeは、ログインに関してだけは、P2Pではなくサーバーの集中管理が必要なのだ。
これはまさにBruce Schneierが
Beyond Fear(邦訳書「
セキュリティはなぜやぶられたのか」)で言うところの
Security is a Weakest-Link Problem.
セキュリティとはつまるところ最弱点問題である。
を地でいっている。つまり、ネットワーク的に最弱点となるのが、P2Pでないログインサーバで、このログインサーバの障害によって、Skypeネットワークがグローバルに機能しなくなったわけである。
今回の障害で良くわかったが、いかに自分がSkypeに依存したワークスタイル、ライフスタイルを送っているかということである。Skypeが使えないと不便なこと甚だしい。同じようなことはGoogleにも言えて、Googleが落ちたら仕事が全くできなくなってしまう。あっ、これはまさに自分にとってのWeakest-Link Problemじゃないか!うーん…