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2006年 02月 20日
![]() 「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト ペンギンの散歩やアザラシの円柱トンネルで話題沸騰中の「旭山動物園」の園長が書いた、まさにチェンジマネジメントの実践本。面白い! 1996年の入園者数26万人という閉演の危機のどん底から、2005年入園者数が200万人を突破するという勢いまで組織を改革した中心人物が書いた成功譚である。参考になる記述がたくさんあり、また動物園の経営者としての台所事情などをポツリと書いていたりして面白い。 例えば、「動物の側にたって考える」という章では、「旭山動物園」の動物展示方法はとてもユニークでそれが入園者増となっている一番の理由なのだが、それは入園者の立場ではなく、いつも「動物の側にたって考える」からだと言う。 (人気のアザラシ館で)透明のトンネルの中を気持ちよさそうに泳ぐアザラシを みた入園者から、私たちがうける質問に次のようなものがある。「あのマリン ウェイの中を通るように、どうやってアザラシをおびき寄せているのですか?」 …アザラシは、とても好奇心の強い動物で、マリンウェイ越しに人間が見えると よって来るのである。…ネコに猫じゃらしがあるように、アザラシにとっての「 猫じゃらし」を人間がしているわけだ。 つまり、カスタマーを満足させるためには、必ずしもカスタマーファーストというわけではなく、カスタマーに直接触れる「社員」が自発的にカスタマーを充足させる方向にインセンティブ構造を形成するというわけですよ。 「改革に必要な組織にはスターは不要だ」という節では次のようである。 動物園に珍獣はいらないと同じように、組織にも「飛び抜けた人材」はいらない、 というのが私の持論だ。…けっしてやせ我慢ではない。むしろスター選手がいる ことで、他の選手がスター選手に頼ってしまうため、チームとしては強くなれない のである。…それぞれの個性が生かせて、それぞれの役割を果たすこと。そうい う環境にいれば人はイキイキできるのだ。 つまり、ワンマンスターの引っ張りよりも、個性の多様性と組織目標へのベクトルあわせこそが永続性と効率性のよい組織をつくるというわけだ。 そのほかにも、「予算がなくとも知恵を出し合う」とか「不利な条件を克服する」など面白い記述が満載である。そしてなにより、好きなことだけをやってきた自負のある筆者がこの本を書いているというだけあって、最後にあとがきにて述べている言葉がとても印象的だ。 動物園という世界に入って三十年以上が過ぎた。その間、折節思い出す言葉 がある。それは札幌に住んでいたとき、祖母に連れられて行った寺の住職が 言った言葉である。住職がおもむろにこう質問してきた。 「地獄とはなんだと思う」 答えられないでいると住職は言った。 「地獄とは、やりたいことができないことだ」と。 それが心に刻まれたのか、私は、とにかくすきなことだけをやってきた。 まったく、わが意を得たり!である。外からどんなに素敵そうに見える組織でも、やりたいことができないところは地獄である。 今西進化論を無批判に信じていたりするところはビミョウではあるが、この本はオススメ!である。
by yutakashino
| 2006-02-20 00:51
| Book
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