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2006年 02月 09日
![]() 稼ぐが勝ち ホリエモン改め小菅の堀ゑ門となっている著者の書いた自信満々自慢信条吐露雑談本。単に恥ずかしい記述のオンパレード。 今現在で、この著者について言及することは、現在の状況の後付理論でかつ人格批判になるのを承知の上で、この本に限定した感想などをつれづれと。 100億稼ぐ(100億といっても当時の会社の株主としての保有株が時価総額100億であるというだけであって、別に個人売り上げ100億、ましてや純利益100億というわけではない)だかなんだかわからないが、あまりに著者の語る知識の質が低いので吃驚する。経済を語らせても経営を語らせてもマーケティングを語らせても生物を語らせてもはたまた物理を語らせても、「週刊モーニング」レベルの知識しか持っていないとしか判断できない記述で満載だ。 アインシュタインを引いて物事をシンプルに考えることを勧めるところなど アインシュタインの「一般相対性理論」は、非常にシンプルです。「E=mc^2」で 広大な宇宙の仕組みが説明できるわけです。つまり、世の中の多くのことは シンプルに説明がつくようになっているのです。 と、全く意味不明な記述である。まず、「一般相対性理論」はまったくシンプルでない。理解するためには複雑なテンソル算と直感的でないリーマン幾何学が必要で、その基礎方程式からしてもシンプルとは到底いえない。その式を簡単に解くことできるのはSchwarzschild解だけ(これにしても理学部物理の学部三年生に解いてみろなんて言うのはフツーは無茶なことだ)で、冨松・佐藤解なんか導出するのは地獄の沙汰である。まったくシンプルでないこと甚だしい。次に、なによりも一般相対論においては「E=mc^2」ではない。そこで、寛容の原理から著者が言いたかったことは「特殊相対論」だと解釈したとしても、特殊相対論では「広大な宇宙の仕組み」など説明しようがない。このように、どちらにしろワケがわからない香ばしい状態である。最後に、アインシュタインを引いて衒学的に「一般相対性理論」を述べた後の「つまり」がわからない。「広大な宇宙の仕組み」と「世の中の多くのこと」がどのように関連性があるのか理解できない。 「つぶれる会社には法則がある」という章では、 ...歴史をふり返ってみればつぶれる会社には一定の法則があることが わかるのです。その法則に気づけば、会社は倒産することはないのです。 ...失敗しないと学べない人は凡人です。自分の身をもってでないと学習 できないといことは、他人の失敗から学ぶことができない人ということです。 それは普通人です。 ...もちろん僕も小さな失敗をすることはあります。しかし、法則に従って 動いている限り会社がつぶれるような大きな失敗を避けることができるの です。 と書いてしまっている。えーと、著者も失敗の法則を掴めない普通人だったわけですね。更には、自社が買収したLindowsを持ち上げ煽ったうえで次のように書いている。 リンドウズの登場によってOS業界が流動的になるのは間違いないと 僕は思っています。 えっとさ、Lindowsって今どこにあるんだろう…。をを、たった2年で販売中止か。Lindowsが「OS業界」に与えた影響なんて「なでしこ」の半分もあるのだろうか?そもそもさ、なんでLindows持ってるのにさTurbo Linux買ったのかな… こんな指摘はまだ序の口で、全ページ、全パラグラフがビミョウすぎる記述で満ち満ちている。なにより、書かれた当時は絶好調だった自分のポジションを自慢するだけで、芸がない。しかも現時点では、その自慢話も笑えない。まさに全人生をかけた全身「すべり芸人」というところ。10年後に昔を懐かしむ「奇書」としての価値は残っているかもしれない。
by yutakashino
| 2006-02-09 18:27
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