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2004年 09月 27日
オニババ化する女たち この本すごい。もしかしたら、名著かも。ここ数日、妻とこの本も話題で盛り上がりっぱなし。論説文なのに、論理的でないし、きちんと根拠が示されているわけではない。しかし、こと身体に関することは、それでいいのだ。肚の座った正しいおばさんに当たり前のことをきちんと言われたかんじ。 言っていることは野口晴哉先生の名著「女である時期」にあることとあまり変わらないのだが、自分自身の体験と深い確信から、男では到底書くことのできない迫力があり、読んでいて圧倒される。月経血のコントロール話などは生々しすぎて、僕なんかは休み休みにしか読むことができなかった。 中心主張は次のとおり。 女としての立ち位置は、子供を産み育てるということにある。そのためには、女として身体中心の生き方をするべきだ。性や生殖を大切にし、世代をつなぐ楽しみを生きるべきだ。 この主張から次のような言葉がポンポンでてくる。 「女性というのは、やはり、少しボーッとしているほうがいいようです。こっちの世界にいるのかあっちの世界にいるのかよくわからないのだけれども、ふわっとしたような感じ、というのが良い状態だと思います。やっぱり、セックスを通じてそういう感じがもっと身近に得られると思っています。そこまで難しく考えなくても、単純に、たとえば盛りのついた犬はちゃんと盛りを抑えるようなことをしないといけないではないですか。そうすると、穏やかになりますよね。」 「子宮を空き家にしてはいけない」 「性体験というのは、、本来相手を次々に替えなければ楽しくない、というような薄っぺらなものではない(中略)。特定の人との間で、相性のいいからだにお互い時間をかけて作り上げていく。その作業がとっても楽しいことなので、みんなそれをやめないのではないでしょうか。だから、たとえば相手をとっかえひっかえしている男性というのは、「初歩的なセンセーションで楽しむだけが、一番楽しいと思っている薄っぺらな男です」と額に書いてあるみたいな気がしてしまうのです。」 「性体験の深さということで言えば、たとえばお乳にこだわって吸ったりするというのは、性行為としてすごく稚拙なことといえないでしょうか。男の人が小さいときに、おっぱいをきちんと吸えなかったから、大きくなってから吸っているというふうにしか見えないのです。」 「月経後一週間ぐらいのときは、なんとなく人恋しくなります。(中略)排卵したときに急に発情して、それから相手を探しても間に合いません。それよりは一週間ぐらい前にきちんとホルモンが出て、人恋しくなるように、「誰か探せ、誰か探せ」と卵子がからだに呼びかけているのかなあ、と思えませんか。」 「月経前に起こる「月経前緊張症」というものもありますが、これは「卵子の悲しみ」が伝わってくるのではないかと思います。(中略)卵子というのは(中略)やっぱり個性があるはずなのです。なかには、「私はもう絶対赤ちゃんになりたい」と思っているような卵子もあるわけで、そんな卵子にとってみれば、ぜんぜん精子が来てくれなくて、もうトイレに落ちてしまう、と思っただけで、すごくショックなわけだと思います。」 「いったい自分のからだの中に何個の卵子が準備されていて、そのうちのどれだけが精子に出会えるのでしょうか。やはり失意のうちに落ちていく卵子がほどんどで、子宮にしても「毎月毎月準備しているのに、なんでこんなに使わないのよー!」とやっぱり思うでしょう。そういうことをまったく無視していると、だんだん子宮もいじけてきて、頑なになって筋腫になってしまったりとか、ねじくれて子宮後屈になったりとか、子宮がいがんでくるような気がするのです。婦人科を受診すると、後屈も内膜症も、みんな妊娠したら治ると言われた、と憤慨して帰ってくる女性が多いのですが、それはそうでしょう。子宮が鬱屈しているわけですから、それをあるべき用途に使うと治る、と言われると納得できます。」 「人間はやはり命の勢いがガーッと上がっているときに結婚したほうがよいのでしょう。男性も、「誰とでもいいからやりたい」と思っている時期は、人生でそう長くないのです。だからそういうときに結婚させて、相手をあてがって、二人で仲良くしていただいて、というのがからだにとっても一番よいのです。」 もうこのぐらいにしてください、参りました、降参です。
by yutakashino
| 2004-09-27 00:06
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