ルーマニアのブッコミ超高速ロマ(ジプシー)ブラス「
ファンファーレ チォカリーア」。タワーレコードで見つけた。公式webサイトは
こちら。
音楽の体育会系。パワーがすごいっす。ブンチャカ、ブンチャカがはやっ!ゴッドファーザーのテーマも胡散臭い。インチキくさい音楽を超絶テクで演奏しているブラスバンドってわかるかな?演奏している面々もとても濃ゆい。エネルギーあまりすぎ。オヤジ臭すごそう。でも、もちろん、スローな哀愁ただようジプシー節はいぶし銀だよ。おすすめ。
ジプシーブラスはエミール・クストリッツァの映画「
アンダーグラウンド」とか、「
黒猫・白猫」で使われていて、話がダレてくると何気にバックにブラスバンドが集まってきて(なぜだ?わけわからん!)ブンチャカブンチャカ演奏が始まり、ストーリーなんかどうでも良くなってくるような催眠効果を発揮していた。
このファンファーレ チォカリーアはエミール・クストリッツァのバンドSUPER 8を10倍くらい強烈にした感じ。18曲連続を大きな音で聴くと、頭がわけわからなくなる。その後2時間も頭のグァンラグァンラが続き、今日は終わり、もう寝る、という気分。
ブラスバンドがでてくる映画というと、人生応援ものの「
ブラス!」とか、学園青春ものの「
ドラムライン」とかあるけれど、エミール・クストリッツァの映画もそうだけれど、バックにはのっぴきならない人生だとか悲哀だとか若気の至りとかがあって、それを鼓舞したり応援したり隠喩したりするような使われ方が多いね。
どうもブラスバンドが人を鼓舞するのは、そうするだけの理由があるというわけなのだが、今日は頭がグァンラグァンラなので、終わり。