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2006年 07月 17日
ますます発展しまくっている話題の早稲田大学の松本和子教授(一番右の女性)の公的研究費不正使用問題であるが、パンドラの箱が空いてしまったために、文部科学省もおおわらわである。松本問題はここに詳しい。
僕がまだ研究者だった10年前にはこんなことはアッタリ前田のクラッカーであり、実際に科研費がMcIntoshのアンプになったり、ライカのビンテージカメラになったりした状況を目の当たりにして唖然としたものだ。もちろん、会議費は叶匠寿庵の最中かデメルのザッハトルテになり、若いかわいい秘書との午後の駄弁のひとときと変わるのだ。 理系の研究室にとっては、金を取ってくることが何よりも大事だ。金がまさに論文数につながる。論文数が多ければその中に金鉱をあてることだってある。金鉱を掘り当てれば、名声が手に入る。名声が手に入れられれば…、ってなカンジで何が何でも金をとるということになりがちだ。 金が入ったら入ったで、金をゲットしたのは自分の業績である感を持ってしまう。特にアカデミックは社会的ステータスはあるわりに民間に比べて給料が低いので、投資銀行やコンサルや自営の同級生と比べてそのギャップに単純に悩むらしい。実際に僕の当時のボスもそのことを愚痴っていたので、それはそうなんだろう。で、それを埋め合わせるために、旅費だとか謝金だとかバイト料を懐に、というカンジなんだな。 総じて見ると、現在の公的研究費の制度においては、どうやっても不正流用をなくすインセンティブが全く存在しないんですよ。何よりも不正流用がばれるのはごく少数で、フツーはめったにばれない、内部告発でもない限り。というわけで今回の事件をキョウレツなディスインセンティブとするべく、松本センセを人身御供とするのが不正流用を少なくするための一つの手段となりうるのではないでしょうかね?具体的にはアカデミックとして一番屈辱の学位剥奪、「恥の殿堂"Hall of Shame"」の創設とそこへの殿堂入り、そしてインテリとして最も避けるべきである懲役刑に遇すれば、不正流用なぞはピタッと収まること請け合いである。要するにアカデミックは何は無くとも「見栄」ばかりなんで、そのことを利用しない手はないと。大部分のアカデミックにとっては、見栄を地に堕ちさせるようなことを避ける強烈なインセンティブが働くわけなのである。 #
by yutakashino
| 2006-07-17 23:28
| Misc
2006年 07月 17日
ものごとをうまくなることについて、最近少しわかりかけたことがあり、自分のためにメモしておく。
あることをうまくできるようになるためには、次のアクションが必要である。 □はじめること □習慣としてつづけること □やってきたことを度々ふりかえること 実ははじめることが一番難しかったりする。はじめるのに一番よいやり方は、簡単で成果がすぐに見えることからはじめていき、とにかくはじめるという状態に自分を置くことだ。ヒルティ「幸福論」にてはじめることの難しさを次のようにいっている: まず何よりも肝心なのは、思い切ってやり始めることである。仕事の机にすわって、心を仕事に向けるという決心が、結局一番むずかしいことなのだ。一度ペンをとって最初の一線を引くか、あるいは鍬を握って一打ちするかすれば、それでもう事柄はずっと容易になっているのである。 一度始めてしまうとしばらくはその勢いで勝手にものごとを進めることができる。しかし、はじめの勢いは次第に失速するものだ。うまくなるためにはそのことを続けなければならない。そのために、そのことを自分の習慣に組み込む工夫が必要だ。何があっても自動的にそのことをやってしまう状態をつくるのだ。 続けることについての一つの例として、私事において得心していることがある。僕は職業人になってから5 年くらいは忙しすぎるのと心の余裕がないことで、運動をすることがなかった。しかし、子供が4歳になったときに喘息を直すためにとスポーツクラブのスイミングスクールに通わせるついでに自分もスポーツクラブに入会し、子供のことだからと毎週スクールに連れて行く状況を設定し、自分もそのタイミングで運動するようにした。そのおかげで、いまでは6年間週二回程度の運動を続けることができていて、中学まで水泳をやっていたベストの状態と同じくらいの、短水路で100mを1分くらい、短水路で1500mを20数分強で泳ぐことができるようになった。なるほど、習慣の力はすごいものだと、納得したわけである。 ものごとを習慣に組み込んだとしても、それが惰性として組み込まれていてはものごとを発展的にうまく行うことはできない。惰性にならないために、度々やってきたことを振り返り内省する必要がある。いわゆるリアリティチェックである。リアリティチェックをするためにはできる限り客観的な「ログ」が必要で、それは他人からの評価であったり、自分が過去に書いた記録(このブログもその一つだ)であったりする。ポイントはリアルな自分と目指す自分との差異を意識することだ。できることならば、定量化できるならばすばらしい。定量化できないにしても、あと何年くらいかかりそうだなという直感が、うまくなることをドライブしてくれる。 ものごとがうまくなりプロとなるためには、なにごとも10年くらいはかかるもので、それを自分の生活に組み込むには、自分なりの戦略や工夫が必要なのだ。 #
by yutakashino
| 2006-07-17 22:46
| Log
2006年 07月 13日
Save $200 in 2 minutes and have the worlds best writing pen この技はつかえるなー。でもワザワザMont Blancのリフィル使わなくてもPilotのG2はすっげー書き心地がいいんですよ。 #ああG2といえば、某US Y社の備品ロッカーからPilot G2を含む文房具を失敬した #犯人は実は某日本人だったのだ! #
by yutakashino
| 2006-07-13 15:56
| Misc
2006年 07月 13日
うーんこれは…
日本版SOXソリューションの構築などを提案し、セミナーなどでコンプライアンスを散々喧伝してきたヘラクレス上場のベンチャーネクストウェアがコンプライアンス違反だそうだ。なんと当該コンプライアンスソリューションを提供する事業部で、注文書や検収書、残高確認書などを偽造して、10億9千万円もの架空売上としていた件が発覚したそう。会社の2006年3月期の売上高は69億1千万円だから、たいたい半期だと売上はの34億円5千万円くらい。つまり全体売上の1/3が不正計上であったというわけだ。豪快である。ある種の男気さえ感じる。しかし、こんなにごまかしたのに気づかなかったの?自分のところの「コンプライアンスソリューション」はどうなってるの?うーん、20億円のコミットラインを銀行から得たのもこれが理由か?なんて邪推したりして。 なによりも腹を抱えて笑うしかないのは、大証に提出したコーポレートガバナンス報告書の日付が2006年5月31日であるということだ。おまいは舌の根も乾かぬうちに…といわけである。確かに架空売上を行った事業部長は一番に責を負うべきだが、経営者の責任はどうよ? 人にはコンプライアンスは大事ですなんていっておいて、自分のところのまさにそのソリューションを提供する部隊がこんなことを犯すとは…。これによりベンチャー企業が十羽一からげにされて変な偏見をもたれないことを祈りますよ、マジで。 #
by yutakashino
| 2006-07-13 15:16
| Business
2006年 07月 13日
どうも新婚系の若い男どもが家事の戦略的な効用についてわかっていないようなので、ここでそのアピールを強く行う。
自分の妻が働いていようと専業主婦であろうとも、平和で慈愛に満ち、かつ危機が生じても正常さをすぐに取り戻すような柔軟で強い組織に家庭を保ちたいと思うならば、家事を分担する必要がある。自分のビジネスや仕事が忙しい忙しくないにかかわらず、毎日家事をこなすのだ。これは「絶対的」な不変法則だ。この不変さに比べれば物理定数である微細構造定数が不変でないかもしれないとしても仕方ないだろう。 いいですか、所詮は赤の他人と数十年以上過ごすわけですよ。それをうまくこなすのに、家庭を続ける限り毎日不断に発生し続ける家事という共通タスクを分担するパートナー関係を取り結ばないと関係継続は難しいと思いませんか、フツー? これはたとえるならば、穴の開いて水が少しずつ浸水しているボートに乗っている状況である。あなたがパートナーの立場になったとしよう。あなたは水を汲み出すことでなんとかボートが沈まない状態に保つので精一杯である。それにもかかわらず、同じボートに乗っているバカが、その手伝いもせず浸水箇所を塞ごうともせず、鼻くそほじってマンガを見てバカ笑いをしているのを見たときに、あなたは正常な精神を保つことができようか? それでは、分担するべき家事の種類は何かというと、あくまで実利を重んじ拙速を旨とするものを選択するべきだ。それは具体的には掃除、食器洗い、洗濯系が良いだろう。どれも掃除機、食洗機、洗濯機・乾燥機といった機械を利用できる。家事を分担しようと決めたならばそういったギアはぜひ購入するべきだ。しかも、自分のお気に入りのダイソンとか斜めドラムとかの高いやつ。食器洗い・洗濯は簡単なセットアップ、それも両方やったとしても10分とかからない時間で、肝心の作業は機械がやってくれる。それにもかかわらず得られる成果絶大である。まことに費用対効果が高い。食洗機や乾燥機は環境に悪いなんてアホな御託は無視しよう。自分の家庭と環境に与える限りない微小な悪影響を比較考量すると、どちらを優先するべきかなんて愚問である。以上のようにこれらはまさにビジネスと一緒である。費用対効果とプライオリタイゼーションだ。 共働きならば忙しい朝の朝食を担当するのもアリである。そう、できたら夜ではなく朝こなせるタスクがよい。それは、自分のビジネス状況が不測の事態になっても、朝なら早起きして家事をすることにより、家事を継続できる蓋然性が極めて高いからだ。これはビジネスではリスク対策を講じるという。一番最悪なのは休日の男の料理系だ。蕎麦打ちとかパン焼きとかオマールえびのクリームソースがけとか、そいういうやつ。男の日曜大工もダメである。何週間もかけて必要のない物置つくっても家族の誰もが喜ばないし、なによりそれに気づかないほど孤立している悲しさに満ち溢れている。こうなったら、ほぼ終了である。 一度家事を分担するサイクルに入ってしまうと、もう家庭はあなたなしでは動かなくなる。これはまことに強い。あなたが海外出張に行ってしまうと家庭が動かなくなるので、パートナーはあなたの帰宅に際し涙を流して喜んでくれる。そしてどのような機会であっても、あなたを必要不可欠な存在であると認めてくれて、あなたをずっと立ててくれるだろう。このことがお互いのリスペクトを生み、家庭が柔軟で強い組織となるのだ。家事分担に比べれば、あなたの属性である容姿端麗だとか頭脳明晰だとか精力絶倫だとかは賞味期限があるし、実利にならないという点で比較の対象すらならない。 このように家事には絶大な戦略的プレゼンスがある、ということを心に刻んで欲しいと思う。なによりも、定期的に家事を始めると単純に楽しいよ、単調な仕事が工夫により淡々と片付くから。 #
by yutakashino
| 2006-07-13 10:32
| Misc
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