業務の出張で新宿からロマンスカーで箱根湯本まで行ってきた。
昼過ぎに箱根湯本駅に着くようにロマンスカーに乗ったのだが、車内は60%くらいの乗車率で、元気な日本人、韓国人、中国人のオバちゃんと一組の若い欧米系外国人カップルと僕というカンジ。
新宿を出発してから湯本に着くまで、僕の後席に陣取っていた日本人オバちゃん集団が、子供の話と食べ物の話とダイエットの話と更年期障害の話をひたすらしていた。かなりの大きな声で。会社員オヤジの社内政局論、エロ話、スポーツ話、病気自慢と同じだ。聞きたくはなかったのだが、あまりに盛り上がっているので自然に耳に入ってきてしまう。そのせいで、状況が状況ならこんな人達をターゲットに商売しなければいけないのか、とアリもしない妄想に囚われる。それはあまりにツライので、そういうときは母方の実家で米農家をやるか、保育園同窓仲間のツテでカツオ漁船に乗るかにしようと心に決める。
今回の出張は、残念ながら泊まりも温泉もなし。プールも、湯本駅から9kmほど旧道の山道を登らなきゃいけないので、諦めた。紅葉もビミョウに始まったばっかりでまだ見頃とまでにはほど遠い。駅前の食堂もルノアールもかなりビミョウ。というカンジで、地方を楽しむにはマコトに中途半端加減一杯だったので、早々と退散して帰京した。