Numb3rsのプロモビデオでAppleのMac/PC広告風のものが使われている。
これと
これ
Youtubeなどでも、AppleのMac/PC広告の大量のイミテーションものがあるように、Appleの機械はiPod以外については個人としては買う気が起きないけれど、本当に見事なマーケティング会社であるとあらためて感心する。
新奇のテクノロジー自体を創造していく意志は非常に欠けていて、技術的クリエイティビティは劣っているのだけれど、逆に常にテクノロジーのスタイルを作っていくのだ。その様はThe Economistの記事
"Lessons from Apple"を紹介した以前のエントリにある通りだ。テクノロジーの会社なのに、感情に直接訴えかけるマーケット手法を次々と開発するスゴイ会社になったなあと感慨深く感じる。まあ、ある意味テレビ伝道師チックといえば元も子もなくなるのだが。
僕はMac OS向けのアプリケーションエンジニアとしてこの道に入ったのだけれど、WWDCだったかSeybold Seminarだったかは忘れたけれど、10年くらい前にSan FranciscoのMoscone CenterでJobsの講演を生で聴いたときは、ある種の宗教的な法悦を感じてしまい、自分にビックリしたことを思い出す。そういった講演やプロモーションに熱情を注ぎ、顧客が感情的な体験をすることを第一と考える会社なのだ。昔のエントリで紹介した
Kevin Robertsのlovemarksを地でいっている会社だと思う。
まあ、僕は今までにAppleに150万円以上のお金を費やし、ディベロッパーもやって散々な目に合ってきたので、もう彼らのテレビ伝道師っぷりには免疫があるのでだまされない…と思う…かな?