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2007年 07月 29日
2007年7月後半の読書生活である。後半は横綱級の"Proofs and Confirmations"に出会ったために、あまり量を読むことはできなかった。
ホワイトヘッドの哲学 中村昇 をを、15年以上ぶりのホワイトヘッドの解説書だ。ベルクソンとの対比でホワイトヘッドの哲学を解説するところはとてもわかりやすい。この本により、ホワイトヘッドの「フィーリング」の意味がわかった気がする。 北壁に舞う, 長谷川恒男 孤高の天才クライマー長谷川恒男の有名な手記である。既にマッターホルン、アイガーの北壁単独登頂に成功していて、グランドジョラスの北壁への単独登頂に成功した模様が描かれている。ライバルの森田勝が直前にグランドジョラスの登頂に失敗したのと対照的に、ヨーロッパ三大北壁の単独登坂に成功し、まさに絶頂状態の長谷川恒男を見ることができる。しかし、天才には天才の悩みが色々とあるんだね。それはさておき、奥さんとラブラブじゃん。 危ないお仕事!, 北尾トロ 怪しいお仕事!, 北尾トロ ダッチワイフの人形師、タイの日本人カモリ屋、超能力セミナーの講師、ヌード撮影仕掛け人、野球賭博師、寺院売買のコーディネーターなど、真っ当でない仕事を持つ人を尋ね歩いた見聞記である。おもしろい。ただ、パソコンネット全盛の時代の話で、話題がちょっと古いかも。現在では、この手の話はその方面のブログで読めるからね。 モスラの精神史, 小野俊太郎 初代モスラの原作と映画を、記号論的、マニエリスム的に解読していくテキスト分析本である。制作者や原作者の他の作品を引き合いにだしたり、当時の社会情勢を援用したり、ちょっと我田引水なこじつけが過ぎるのが難点であるが、面白い。特にモスラの青梅街道に沿った進撃路の解説と、インファント島とモスラの歌から推測する「南方幻想」の読み解きはちょっとしたものである。著者が断じるモスラの後継者としての王蟲については、その後継としての根拠が薄いので、見立てとしてはアリキタリでイマイチかも。 はじめての数式処理ソフト この価格でCD-ROM付きの初心者向けMaxima解説本を出す心意気は大したものだし、この本はギリギリのところでなんとかうまくやっていると思う。本質的な問題として、数式処理ソフトの本はターゲッティングが難しいのですよね。科学解説のレバレッジとして数式処理ソフトをもちいるのならば科学や数式の部分を解説しなければいけないし、数式処理ソフトの言語や実装にフォーカスするならばその言語仕様を解説しなければいけないし、どちらも茨の道だと思う。数式処理ソフトに何を使うかも問題だし…。 世の中がわかる「○○主義」の基礎知識, 吉岡友治 まあ、受験論文の参考書としてはいいんじゃないでしょうかね。法科大学院とか公務員試験とか難関大学だとかの小論文試験にはね。ただ、リベラリズムとキュビズムとサディズムが同じ本に書かれていることからわかるように、内容は受験対策以上のものではない。
by yutakashino
| 2007-07-29 00:53
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