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2006年 10月 15日
ライフスタイルインクという概念がある。 Zope関連のディベロッパーで、Plopeを主催するChris McDonoughが唱えたものである。簡単に要約すると、面白い好きな仕事を、お金のためではなく誇りを持ってできる会社で、その活動自体が従業員にとってライフスタイルになるような継続的な会社のことである。彼の考えるライフスタイルインクの6つの条件を以下にを意訳する: * まず何よりの前提条件として、やってることが楽しくなければいけない。 * 「エグジットストラテジー」なんてアホなことを考えず、出来るかぎり現役で ビジネスを続けることこそがライフスタイルインクの戦略だ。 *金銭価値以上の価値のあるものを作り続ける。 *会社を貶めるような行為(スエットショップをつかったり、不正会計したり するような行為)をしない。 *顧客にとってできるかぎり正しいことをする。その選択が、それほど利益を 得ないものであったとしても、自分があまり損をしないならば、その選択を するべきだ。 *普通の消費生活ができ、つねに$20を財布にいれられるだけの収入を得る ことが出来、65か70才で引退できるような年金を手に入れることができる。 上記条件が自分にとってのライフスタイルインクに合致するかどうかはさておいても、とても示唆に富んだ考え方だと思う。このライフスタイルインクという考え方を援用して、今までに僕が考えてきた理想のライフスタイルインクの条件を列挙すると、結局は次の三つの要素に集約できる。 *面白い仕事、仲間へのリスペクト、正しいやり方 *ずーっと続け、エグジットなし *継続するためには、家族・プライベートは大事 翻って現在の自分を省みると、今はかなり好き勝手に面白い仕事を面白いメンバとやることができ、時間的拘束は納期だけだ。それに加えて、ほぼ好きな時間に好きな運動や好きな読書ができるヤリクリが可能で、そしてだいたいは唯一無二の家族と一緒に朝食と夕食をとることができる。家族+仕事+プール+読書・学問のバランスが取れていて、ほぼストレスフリーの毎日だ。まさにライフスタイルインクに近いといえよう。この境遇を犠牲にして、例えば満員電車で通勤し、9:00-21:00という決まった時間に好きでない労働をした挙句、社内政治やネゴシエーションそして社外の接待でストレスを摺り減らさなければいけないという状況をやらねばならぬとしたら、一体いくらの年収でやるだろうか? 1500万円?冗談じゃない。2000万円?うーん、でも断る。3000万円?それなら考えるかな、5年くらいの期限付きで。まあ、こういった考え方はライフスタイルインクの考え方とは真っ向から対立する価値観だろうけれど、現在の境遇は大変恵まれたものであるということは間違いなさそうだ。 ただ、「現在の境遇ならば現在の条件で満足である」という命題は、現在の条件でなくなるならば現在の境遇でも満足しない(対偶はもちろん真)ということだ。またこの命題の裏である、現在の境遇ができないならば現在の条件では到底満足しないということもいえる。ということは、現在の恵まれた状況の価値はその境遇が成り立っている確率的な希少性に依存しているのは間違いなさそうだ。翻ると現在の状況が継続的ななライフスタイルインクではないということは、ライフスタイルインクが成立するために必要な条件のフラクチュエーションが大きいということだ。 そう、ライフスタイルインクが成立するために必要な条件を安定的に整え、継続性あるライフスタイルインクを作ることが、僕の使命だと思っているのですよ。ついでにガッツリ稼いでね。
by yutakashino
| 2006-10-15 17:34
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