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2005年 09月 05日
高学歴男性におくる 弱腰矯正読本―男の解放と変性意識 浅羽通明がどこかで絶賛していたので読んでみたが、「だからなに?」というしょうもない本。しょうもないと思う理由は次の通り。 まず、「弱腰矯正読本」と書いてあるが、最後に「右翼性も左翼性も両方必要だ」という弱腰的結論にしかなっていない。それじゃあ弱腰直らねえよ。 次に、著者は論理学や分析哲学の研究者のようだが、言葉づかいがあまりに独自すぎてついていけない。なんだよ「生活サヨク」って。左翼性や右翼性の使い方もどうも通常と違う意味で使っていて、いわゆる革命家の左翼はここの文脈では「右翼」になったりする。わけわからん。あのさ、論理学とかさ哲学(しかも分析哲学)やったならさ、もうちょっと言葉の使い方に敏感になれよな。「シェアー」とか「罰系システムをナメルのです」とか何言ってんだか。 また、本書の中心部分である「変性意識」も「自己保全を超えた意識」という程度で、「ああ誰にも経験あるけれどなにか?」でことさら取り上げることもない。そして「自己保全を超え」させるような原因を「価値意味」と名づけ、「価値意味と自己保全は逆比例する」法則なるものをでっち上げる。しかーし、おい、ちょっとまて。「自己保全を超えさせるような原因と自己保全は逆比例する」って同語反復じゃん。さっすがー論理学研究者。論理的に全く間違ってないネ! 最後に、この本によるとどうも僕自身が既に「右翼性と左翼性のレベルが高い」みたいで、どれを読んでもあったりまえじゃん、何をいまさら、としか思えない。だから、すごくツマラナイ。 うーん、こういう本をわざわざ書くような方とはお知り合いになりたくないな。
by yutakashino
| 2005-09-05 22:43
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